Interview ~ Yas Nomura 愛用弦紹介

ロトサウンドの弦が試した中で一番安定したんですよね。すぐ安定して、それが長続きするんです

 さて、ここからはご愛用いただいているロトサウンドの弦について伺っていきたいと思います。Nomuraさんがロトサウンドに出会ったきっかけは?

 高校の時に、店頭に置いてある弦を片っ端から試してみたんですよ。その時に大体有名どころの弦は全部試したと思います。当時は11~のセットを使っていたので、そのゲージで色々試しました。その中でロトサウンドが一番しっくり来た感じですね。ロトサウンドは張った時のギラギラ感が少ないのと、圧倒的に安定しやすいんですよ。昨日弦を変えて今日撮影だったんですけど、すでに安定しているので。それが大きいかなと思います。あと、6弦のセットには1弦が2本入っているのも大きかったですね、当時は特に(笑)。

 学生の頃はそうですよね(笑)。その当時、片っ端から弦を試そうと思ったのは何か理由があったんですか?

 高校が音楽学校だったので、周りの人の話も色々聞くじゃないですか。それにその当時使っていた弦にもあまり納得がいっていなくて、“他にももっとあるだろうな”と思っていたので。

 ちなみに、ロトサウンドというブランドには元々何かイメージを持っていましたか?

 全然持っていなかったですね。ブランド自体、試しに手にした時に初めて知ったので。知った後に調べたところ、どうやらベース弦が有名だと…ビリー・シーンが使っているんだなと。そしたらマイケル・アモットもシグネチャー・モデルをいつの間にか出していて…。アーチ・エネミーが大好きだったので(笑)。あとはガスリー・ゴーヴァンやアレックス・ハッチングスが使っているんだな、と思っていました。

 ロトサウンドの弦を初めて試した時、他のメーカーと比べて明確に“これだ”と思うポイントがあったのでしょうか。

 やっぱり安定しやすい音ですかね。ギラギラし過ぎるのも嫌だったので。メーカーによっては最初にすごくギラつきがあって、それが安定するまで時間が掛かる上に安定してからすぐに音が変わっていくものもあって、それだと使いにくいじゃないですか。あまりギラギラしているのが好きじゃないので、音作りを最初のギラギラした音に合わせたくはないですし。ロトサウンドの弦が試した中で一番安定したんですよね。すぐ安定して、それが長続きするんです。

 では、Nomuraさんが弦を決める上で最も重要なポイントは…。

 音と安定性ですね。

 ロトサウンドの弦の弾き心地に関してはいかがですか? 他メーカーと比べて違いを感じる部分はありますか?

 弾き心地に関しては、コーティング弦とかでない限り他社と比べてもあまり違いを感じたことはないですね。弾き心地はどちらかというと、ゲージの太さにもよると思うので。ただ、ロトサウンドは比較的長持ちする弦だとは思いますね。

 7弦/8弦ギター用の弦も6弦と同様ROTOSのR10モデルで統一されていますが、基本的な印象はいずれも共通していますか?

 そうですね、同じイメージです。

 だから全部統一させているんですね。

 もはやフラットワウンド弦もロトサウンドのRS200を使っていますよ。

 ありがとうございます! Nomuraさんは色々なギターを弾いているイメージですが、エレキ弦はいずれもロトサウンドを張っていただいていますか?

 そうですね。チューニングを下げる場合はROTOSのR11(11/14/18/28w/38w/48w)を張る時もあります。HYDEさんのツアーの時はドロップCがあったので、R12-56(12/16/24/32w/44w/56w)を張りました。基本的にはR10で、たまにR11を使う感じです。

 ゲージやチューニングが変わっても印象は変わらずですか?

 基本的には一緒だと思います。

 ROTOSはジャンルやプレイスタイル問わず、オールラウンドに使えるモデルだと思いますか?

 色々なところで使っていますからね。メタルもやるし、ジャズ・フュージョン系もやりますし。フルアコもロトサウンドのフラットワウンド弦のRS200を使っているので、そういう意味でロトサウンドはオールマイティな感じがします。それこそR&Bやヒップホップのトラックのレコーディングでも使っていますし。ジャンルによってギターは変えるんですけど、弦はロトサウンドです。

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