Interview ~ SHOHEI ZEMAITIS愛を語る

ZEMAITIS

 バンドLarme Belladonnaのボーカル&ギター&ヴァイオリンとして活躍するSHOHEIは、パールフロント・モデルからVシェイプのZVWA22、ブラック・パール・ダイアモンド・モデルのA22SU 3S、アコースティック・ギターの6弦と12弦、更にはウクレレやエフェクター、時計等のグッズ類に至るまで、ZEMAITISの製品を幅広く所有し、実戦で愛用している。

 今回は、そんなZEMAITIS製品への愛に溢れるSHOHEIのコレクションを紹介しつつ、ZEMAITISの魅力や想いを語ってもらった。愛が強めの超ロング・インタビュー!

Larme Belladonna SHOHEI

これさえあれば何もいらないと思うぐらい、とても良いギターです

 まず、現在所有されているZEMAITIS製品について教えてください。

 では最近よく使っているモデルから…。CS24PF Ring Chessが一番使う場面が多いですね。このCS24PF Ring Chessに一番思い入れがありまして。パールフロントがZEMAITISの中で最も憧れているモデルだったんですが、やっと機会が巡ってきて手に入れることができたんです。その際、ピックアップはスティーヴ・ヴァイ・モデルに変えさせてもらったんですけど。もう、本当に良過ぎて…このギターが。これまで色々なギターを弾いてきたり、他にもZEMAITISのギターを使っていたりするんですけど、結局このCS24PF Ring Chessを現場に持って行きたくなっちゃって。コロナ禍で配信ライブが増えた時に、違うギターももっと使いたいなと思って他のモデルを持って行ったこともあるんですけど、最近はやっぱりCS24PF Ring Chessに落ち着いちゃっています。これさえあれば何もいらないと思うぐらい、とても良いギターです。

 ありがとうございます!

 とにかく低音域と中音域のふくよかさ加減と言いますか、艶感がとても素晴らしくて。どんな微妙なアンプだろうが、むしろアンプを通さなかろうが良いんです。このギター自体の鳴りが良過ぎて何の心配もいらないんですよ。エフェクターとかがもし全然なくても、“まぁこのギターさえあれば大丈夫かな”っていうのがとてもあって。すごく信頼していますね。逆に、自分にとってこのギターを超えるギターは多分もう出ないと思うので、ちょっと困っているぐらいです。今後ZEMAITISから新しいモデルが出ても、結局“パールフロントの方が良いな…”となりそうで(笑)。

 (笑)。SHOHEIさんはこのパールフロント・モデルを、ライブでも使用していただいていますよね…! ライブで使うのは少し勇気がいりそうですが…。

 めちゃくちゃ使っていますね。僕は高級なものや良いものを惜しみなく使えるっていう才能があって(笑)。車や時計もそうなんですけど、いわゆるローンを組まないと買えないようなものを日用品のように使えるっていう才能があるんですよ。それは別に大切にしていないわけではなくて、そういう良いもの程使い込まないと手に入れた意味がないと思うんです。僕は傷付いてボロボロのギターもカッコいいと思うので、このパールフロントも裏側が大変なことになっているんですけど。

 確かに、使い込んでくださっていますね。

 別名義でギタリストとして活動することもあるんですけど、その時も含めて、このパールフロントは相当のライブ本数をこなしていますね。

 ギター冥利に尽きますね。

 レコーディングで別のギターを使って録っていても結局、このパールフロントで録り直してしまうことがあります。良過ぎて困ったぐらい良いです。それでいて見た目も最高なので。僕的に、これを超える見た目のギターは世の中にないと思います。…ただ、最近出たTHE PORTRAIT Pearl Front Ring Chessについてはヘッドまでパールで装飾されているので、それはちょっと悔しいですけど(笑)。

 是非こちらも手に入れてください!

 頑張って手に入れたいんですけど(笑)。でも、やっぱりCS24PF Ring Chessが気に入っているので。

 ちなみにこのCS24PF Ring Chessを手にした経緯は?

 時系列的にはパールフロントよりも先に、こちらのA22SU 3S Black Pearl Diamondを入手しまして。

 では、A22SU 3Sが人生初のZEMAITISのギターだったんですか?

 いえ、違うんです。最初のZEMAITISは、実はもう持っていなくて…。高校を卒業したぐらいに、神田商会の直営店である御茶ノ水楽器センターでローンを組んでGZV-3700 MF Naturalを購入しまして、それが人生初ZEMAITIS(Greco ZEMAITIS)でした。そこから紆余曲折あり、そのギターは手放すことになってしまったんですが、そしたらもう買い戻せなくなってしまって…。

 それは悲しいですね…。

 そうして活動していく中で、僕はヴァイオリンも弾くんですが、ヴァイオリン関係でお世話になったプロデューサーの方とZEMAITISの話で盛り上がりまして“とても思い入れがあるので、もしお話があれば…”と気合いを伝えましたら、“じゃあ良いんじゃない”と神田商会を紹介していただきました。その時ちょうど僕が新しいバンドを組もうというタイミングで、そこではギター&ボーカルの曲も演ろうと思っていたので、それにあたってこのA22SU 3Sを入手しました。実はリアだけピックアップを変えています。元々のZEMAITISの音も好きなんですけど、思い入れのあるピックアップがあったので…。そういうわけで、バンドでギター&ボーカルをする時はA22SU 3Sをクリーン、クランチ・メインで使っています。

 なるほど。

 で、A22SU 3Sの次に手にしたのは、エレアコのCAG-100HW-Eですね。バンドではボーカル&ギターとしてボーカルをメインでやっているのですが、ソロではアコースティックの弾き語りも結構やっているんですよ。自分で主催イベントを開いたりツアーを周ったりしているので、アコースティックもZEMAITISで揃えたいと思い、遂に初ZEMAITISアコギを手にしました。僕にとってZEMAITISはとても憧れのブランドなので、エレキもアコギもこのブランドの製品で揃えられるなんて、こんなにゴージャスなことがあって良いのだろうかと思いつつ、いくつか試させてもらいました。僕はヴァイオリンを弾きながらアコギをループさせて歌うっていうのを一人で全部やりたかったので、エレアコにしました。きっとそうやってヴァイオリンやZEMAITISのアコギを弾いて歌っている人はあまりいないだろうなと思って、選ばせてもらいましたね。

 CAG-100HW-Eの印象は?

 ネックが握りやすくて、エレキのように弾けます。すごく弾きやすくて、ちょっと自分が上手くなったと錯覚するぐらいです。いわゆるアコギの難しさっていうのがなくなって。音もすごく素直で、エレアコだから色々エフェクターを繋いだりもするんですけど、ナチュラルな音もとっても良く、どんなエフェクターを繋いでも音のバランスがすごく良いです。音も素直でバランスが良くて、とても弾きやすいという何も文句のないアコギですね。なので最初は実は、12弦ギターで弾き語ってヴァイオリンをループさせるのが面白いかなと思っていたんですけど、でもこのギターが弾きやす過ぎて(笑)、最近は6弦ギターを使っていますね。遠くに行く時とか。

 6弦ギターの方を先に手に入れていたんですね。

 そうです、6弦ギターを先に手に入れました。で、その後遂に12弦ギターのCAJ-100HW-12-Eを手に入れました。

タイトルとURLをコピーしました