Rotosound
ロトサウンド・アーティスト同士による対談企画!
今回は、元Gargoyleのベーシストで現在はタケバンやMEPHISTOPHELES等のサポートの他、様々なセッションで活躍するTOSHIと、自身のソロプロジェクトである青色壱号を展開するベース&ボーカリストの一ノ瀬に、ロトサウンド弦の魅力を語り合ってもらった。
実は、一ノ瀬はYouTubeにベースカバー動画を上げる程のGargoyleファンであり、その縁で実現したこの度の対談。リスペクト溢れるベース弦談議は必読だ。
“ロトサウンドは憧れの弦や”っていう感じでした(TOSHI)
一ノ瀬さんは以前、ご自身のYouTubeチャンネルでGargoyleの「完全な毒を要求する」のベースカバー動画を上げていましたよね。
一ノ瀬:そうなんです(笑)。
TOSHI:素晴らしい。
ご本人を前にして話すのは少し照れますよね(笑)。
一ノ瀬:(笑)。カバーしてYouTubeにアップしていたのを、神田商会のスタッフの方に見つけていただいたんです。そこから回り回って、ロトサウンドをご紹介いただいた次第です。
今日もGargoyleのTシャツを着てお越しくださいましたが、本当にお好きなんですね。
一ノ瀬:そうですね、ライブも行くぐらい好きです。元々私が80年代のジャパメタが好きで、その中でGargoyleも好きだったんです。YouTubeに上げている弾いてみた動画の選曲についても、最初の頃は特に自分の好きなバンドをカバーしようと思っていたので、Gargoyleをカバーさせていただきました。
こちらのカバーは確か、一昨年くらいにアップされたんですよね。
一ノ瀬:YouTubeでカバー動画をアップし始めて、本当に最初の方ですね。
カバーしてみていかがでしたでしょうか? 重ね重ね、ご本人を前にして話し辛いかもしれませんが…(笑)。
TOSHI:おらん方が良いかな(笑)?
一ノ瀬:いえいえ(笑)。「完全な毒を要求する」は元々カバーバンドで演奏したことがある楽曲だったっていうのもあって、自分が弾き慣れていて、尚且つ好きな曲ということでチョイスさせていただきました。
バンドでカバーされたことがあったんですね!
一ノ瀬:ジャパメタ系のカバーバンドみたいなものをやっていて、その時にGargoyleの楽曲も無理矢理入れてもらったんです。
TOSHI:元々どういうバンドから入ったの?
一ノ瀬:元々は筋肉少女帯や聖飢魔IIが好きで。ちょうど2010年ぐらいにその辺りのバンドが再結成するブームみたいなものがあり、アニソンとかとタイアップをしていたんですよ。それで知って、そこから聖飢魔IIのコピーバンドを一番最初に始めたんです。やっぱりその辺の音楽が好きな方ってジャパメタが好きなので、その流れで知り合いから色々教えてもらった中にGargoyleがあったんです。それで“このバンドがめちゃくちゃカッコいいからいっぱい貸してください”って言って、GargoyleのCDをいっぱい借りた思い出があります。
TOSHI:そうなんや。
そうだったんですね…。では、今日は本当にドキドキなのではないでしょうか…!
一ノ瀬:ドッキドキですもう、さっきから(笑)。
(笑)。そんなお二人は共にロトサウンド弦ユーザーということで、それぞれロトサウンドとの出会いや使い始めた経緯を教えてください。
TOSHI:ロトサウンドは有名なメーカーなので元々知ってはいたんですけど、アマチュア時代ベースを始めた頃はとてもじゃないけど買えない値段だったので、全然使っていなかったですね。使い始めた経緯としては、神田商会さんが取扱いを始めたっていうので紹介してもらって。使わせてもらえるってなった時に初めて使ってみたんですけど。
そうなんですね。
TOSHI:多分初めて。それか昔、一度使ったことがあったかな…くらいの感じでした。神田商会さんが取扱いを始めたタイミングで教えてもらって、“ロトサウンドは憧れの弦や”っていう感じでしたね、出会いとしては。昔から知っていたけど、ずっと恋焦がれていたから。初恋の人に会ったぐらいのイメージ(笑)。
一ノ瀬:そんなにハイブランド的な感じだったんですか?
TOSHI:ハイブランドだった。昔はね。元々輸入弦でめちゃめちゃ高かった。小売りで6,000円とかしていたと思う。だから、当時は安い国産メーカーの弦ばかり張っていたんですよ。
なるほど…。一ノ瀬さんはいかがでしょうか?
一ノ瀬:私は、モニターをさせていただくことになった経緯は最初に話した通りで、カバー動画を神田商会の方に見つけていただき、声を掛けてもらったからなんですけど、実はお声掛けいただいた時にすでにロトサウンドの弦を使っていたんです。ロトサウンドに辿り着いた流れなんですけど、最初は他社のコーティング弦を使っていたんですよね。私はすごくものぐさなので、弦を張り替える回数もできるだけ減らしたくて(笑)。あと、貧乏性なので。やっぱりベースの弦って高いじゃないですか、しかもコーティング弦となると更に。だから、できるだけ長持ちしてあんまり張り替えなくていい弦が良いなぁと思ってそのコーティング弦を使っていたんですけど、自分がソロでベースを弾いているというのもあってミッド感がよく出る弦が欲しくなり、コーティング弦を一度止めてミッドが強い弦を探していたんです。他社の弦を転々としていたんですけど、その流れでちょうどロトサウンドに辿り着いていた時に、神田商会の方に出会ったっていう。ナイスタイミングでした(笑)。
TOSHI:ナイスタイミング。持ってるね。
一ノ瀬:そうなんです。なのでミッド感がよく出る弦というのと、“コーティング弦もあります”っていうのでご紹介していただいて、今この黒いNexus Bass弦 NXB45(45/65/85/105)を使わせていただいています。
実際に使う前はロトサウンドにどのようなイメージをお持ちでしたか?
一ノ瀬:私の中ではちょっとマニアックな弦のイメージがあって、周りは他社の弦を使っている人が多かったので…。だから、もうちょっと弦を深掘りしている人が使っているっていう印象だったんですけど、使う前に調べてみたらミッドのことだったり、明るい音色だとかそういうことが説明文に書いてあって、それで“良いなぁ”と思ったんです。