まずは定番のステンレス弦 Swing Bass 66 RS66LDを使ってみてほしいですね（高橋 竜）
さて、ここまでロトサウンドの弦についてたくさん話していただきましたが、そんなロトサウンドのベース弦を人に勧めるとしたらどのように勧めますか？ もしくは、どのようなプレイ・スタイルの人にどういったモデルが合うと思いますか？
IORI：自分と同じようなプレイ・スタイルの人にはステンレス弦をオススメしますね。ニッケルの弦はやっぱり一般的にみんな使ってきているでしょうし、ベース本体やエフェクターじゃなく弦を変えるだけで音が結構変わるっていうことを知ってもらいたいと思うので、自分と同じSwing Bass 66（SM66D）を勧めます。
ステンレス弦は音の違いを感じやすいのでしょうか。
IORI：そうですね。“こんなに弦で音が変わるんだ”っていうのは、自分がすごく思ったことなので。それを同じプレイ・スタイルの人に教えたいなって思います。
高橋：他メーカーからロトサウンドの弦にスイッチするのは、他メーカー間でスイッチするよりも違いが大きいと思うんですよ。巻きの向きも反対ですし。アメリカ製のメーカーが多い中、ロトサウンドはイギリス製なので、その点でも違いを感じやすいと思います。
IORI：そもそも国が違うっていう（笑）。素材感や保存方法も違うでしょうしね。
気候なんかも違いますからね。
高橋：その点でも、まずは定番のステンレス弦のSwing Bass 66 RS66LD（45/65/80/105）を使ってみてほしいですね。
では最後に、お二人にとってロトサウンドの弦はどういう存在でしょうか？
高橋：ロトサウンドは10代の頃から使っているので、一緒に育ってきた弦だと思っています。他の弦は考えられません。血と肉です。
IORI：ベース本体やエフェクターで音を作るのではなく、弦で結構音をしっかり決めている部分があるので、ベースの音作りの土台だなと思いますね。ロトサウンドを使うようになって、自分の土台がしっかりしたなと感じています。
なんと嬉しいお言葉…！ お二人とも、本日は興味深いお話をたくさん聞かせてくださり、ありがとうございました！
