“自分がこういう音が欲しいな”っていう音が作りやすくて、すごく使いやすいベースです（Utena）
そんなZEMAITISのギター、ベースを初めて弾いた時の第一印象はいかがでしたか？
優生：第一印象は、思ったより音が柔らかいと思いました。それこそ私はメタルフロントのヴィジュアルに一目惚れしたので、音は硬いのかなって思っていたんです。ファンの方にも“音は硬いのかと思っていました”って言われることも多いんですけど、思ったよりも柔らかくて、あとは特にクリーンを弾いた時にすごく温かみがあるなぁと。見た目とのギャップが結構ありましたね。
確かにこういう見た目ですからね…メタルフロントですし。
優生：歪ませたらめっちゃキャインキャインしてそうだなって思っていましたけど、全然違いましたね。良い意味でギャップがありました。
Utenaさんはどうでしたか？
Utena：私は、癖がなくてすごく使いやすいなって思いました。個人的な話になるんですけど、前に使っていたベースがめちゃくちゃ重かったんですよ。もう弾くのも負担で…本当に重くって。なのでZEMAITISのベースを持った時に、こんなに華やかで綺麗やのに持ちやすいって思いました。指板も自分の手に合っていたので、すごく弾きやすかったですね。めっちゃ嬉しかったです。
ベースもそうですけど、メタルフロントはルックスが特徴的ですよね。
Utena：私は結構見た目も重要視するタイプなので、“これはすげぇな”と（笑）。
優生：持ったら自己肯定感が上がるタイプの楽器じゃない？ 女の子の化粧みたいな感じだよね。2人でメタルフロントを使わせていただいて、自分達の自信と言うか心の支えにもなりますし、ライブを観てもらった時にやっぱりすごくインパクトがあるんですよ。このメタルフロントの見た目ももちろんすごいですけど、照明をもらった時にめっちゃ反射するんです。MV撮影の時にもライトを焚くじゃないですか。その時にも想像以上の映えがあるんですよね。ステージ映えめっちゃするよね。
Utena：赤のライトが当たった時とか、めっちゃカッコいいんですよ。
優生：自分達は結構どういう見せ方でいきたいかっていうところのブランディングを頑張って、世界観を作っている方なので、このヴィジュアルでギターとベースを揃えて持てる機会を与えてくださったのは本当にありがたいですね。
Utena：バンドのイメージにもすごく合っているから、2人が並んだ時に強いなと思います。
優生：“強い女”してるね（笑）。
サラ：結構お客さんにも、対バンの人にも言われるよね。“ZEMAITISめっちゃカッコいい”みたいな。
優生：本当、めっちゃ言われる。
サラ：あと、絶対にライブハウスの店長にも毎回言われます（笑）。
優生：店長にも言われるし、ファンの人や対バンの人にも言われるし、ギターおじさんにも言われます。“MFG24を使っているんですか？”って品番を聞かれたり、フレット数まで見られてたり（笑）。
（笑）、対バンの人からも声を掛けられるんですね。
優生：掛けられます。名古屋でライブした時もめっちゃ聞かれました。
Utena：“2人で揃えているんですか？”って聞かれたりとか。
サラ：いつも聞かれてるもんね。
そうなんですね…！ さて、それぞれ愛用いただいているモデルについて、もう少し詳しくお聞きしていきたいと思います。まず優生さん、これまでMFG24を使ってみて、改めてどういった印象を持たれますか？
優生：私は結構頻繁にピックアップを切り替えるんですけど、MFG24はリアとフロント、センター全部使いやすいっていう印象ですね。私は大体クリーンの時はフロント・ピックアップにするんですけど、そこに空間系のエフェクターをよく掛けるんです。基本的に足元でディレイを掛けて、アンプでリヴァーブを掛けるんですけど、その時に音を丸くしようと思ってピックアップを切り替えると、音が隠れちゃったり立たなかったりすることが多いんですよね。でも、MFG24はピックアップを切り替えても潰れないし、ちゃんと主張があるけど角を取ることもできるので、音を馴染ませつつ主張もできるみたいな印象ですかね。あと、めっちゃ歪ませても対応してくれます。
では、サウンド面では使いやすいギターという感じでしょうか。
優生：そうですね。私はこのギターに見た目から入った人ですけど、見た目だけじゃないなって思いましたね。
このルックスですと、音も癖がありそうですもんね（笑）。
優生：実際に弾く前は本当にそう思っていました（笑）。音にすごく癖があるんだろうなって思っていたんですけど、むしろ使いやすいですね。フラットな感じで使えます。
ちなみにMFG24は24フレット仕様ですが、これを選んだ理由はあるのでしょうか？
優生：この仕様を選んだのは、24フレットまで使うからですね。
そうですよね…！ 24フレット仕様ですと、22フレットのモデルと比べてフロント・ピックアップの位置が少し下がりますよね。
優生：そうですね。元々は22フレット仕様のモデルを使わせてもらっていて、その後24フレット仕様を選んだ経緯があるんですが、MFG24を初めて触った時はピックアップの位置が下がってるって思いました。
最初に使ってくださった22フレット仕様のモデルはSCW22ですよね。こちらのギターの印象はいかがでしたか？
優生：そのギターを使っていたのは結構前なんですけど…、めっちゃ音が作りやすかった印象ですね。私がそれまで持ってきたギターの方向性と近かったので、使いやすかったです。
SCW22はバスウッド・ボディーのモデルなので、汎用性は高いですからね。
優生：そうですね、むちゃくちゃ音作りがしやすかったです。ただ、それでもMFG24を選んだのは、このモデルを使うからこそ自信や自己肯定感が高まったり、演出ができたり、このモデルからしか得られないものがあったからなんですけど、まずZEMAITISというブランドを使いたくて、音作りしやすいモデルが欲しいっていう方にはSCW22は絶対に良いと思います。なので私、インスタライブでファンの方にこのモデルをご紹介して、実際に買っていただいたこともあるんですよ。ZEMAITISの売り込みをさせていただいているので（笑）。
ありがとうございます！ UtenaさんはA22B MFを使ってくださっていますが、どのような印象を持たれていますか？
Utena：音は丸みがあって、「私達に夜明けは無い」みたいなゆったりした曲でも合うんですよ。逆にロックな曲の時でも、私は音作りが苦手なんですけど、それでもしっかりと“自分がこういう音が欲しいな”っていう音が作りやすくて、すごく使いやすいベースです。私は本当に音作りが苦手なので…。
優生：でも、音作りのためにめっちゃ頑張って努力して“ここをイコライザーでこうして、あぁして…”ってしなくても、そもそもこのベースの低音の鳴りがめちゃくちゃ良いなって、私も横で聴いていて思うので。ライブハウスとかでも、低音の響きがめっちゃ綺麗って思います。
Utena：埋もれないし、アンプによってはめっちゃゴリゴリな音も出ます。
優生：そもそものポテンシャルがある中で、自分達で色を付けていくみたいな感じなので、使いやすいよね。
Utena：使いやすいですね。私もすごく癖があるのかなと思っていたら、全然なかったので。
お二人とも共通して使いやすいという印象なのですね！ ところで、サラさんとしてはZEMAITISのギターとベースはいかがでしょうか。独特の存在感を放つ楽器ですが、ZEMAITISを弾く二人の真ん中で歌っていて、どのように感じますか？
サラ：先程二人とも言っていましたが、バンドのカラーにすごく合っている感じがあって。あと、私はギターやベースのことは全くわからないんですけど、ファンや対バンの方からは、若い女性がガールズバンドで二人揃ってZEMAITISを使っている、その厳つさがすごいってことをよく言ってもらえるんですよね。打ち上げとかでも“え、ZEMAITIS使ってるのヤバくない？”みたいに二人が言われるんですよ。それを見ていたらやっぱり“良いよね”って、“ウチのバンド超カッコよくね？”って思うところはすごくありますね（笑）。ZEMAITISによって、統一感がすっごく出るなっていうのは感じています。写真映えもするしね！
優生：元々バンドのカラーも黒や、黒にすごく近い紺みたいなイメージでやっているので、そもそもファッションとして考えてもめちゃくちゃ相性良いです。普段シルバーアクセサリーをよく着けている二人なので。
サラ：そうそう。衣装とかにもピッタリ合っていて。
メタルフロントのギターやベースとの相性はかなり良いですよね。
優生：かなり良いです。肌も白く見えます（笑）。
サラ：美白効果があるよね（笑）。私は楽器を知らないからこそ、周りの反応を見て“あぁ、やっぱりすごいんだな…”って感じます。
