スピーカーのスペック表に出てくる「Ω(オーム)」の表示、何のことか気になった方もいらっしゃると思います。
一般的にスピーカーのスペック表では、「Ω」はインピーダンスを表示しています。
簡単に説明します。
スピーカー・ユニットを1本だけ使用するエンクロージャー(スピーカー・キャビネット)のインピーダンスは、もちろんユニ ットの値そのままです。
しかし複数のユニットをエンクロージャーにマウントして使用する場合のトータル・インピーダンスの値は、計算で算出す ることが出来ます。中学校で習った「オームの法則」が当てはまります。
スピーカー・ユニットをシリーズ(直列)に接続する場合と、パラレル(並列)に接続する場合がありますが、どちらでもスピ ーカー・ユニットのインピーダンスをそれぞれr1、r2とした場合、求めるトータルのインピーダンスはrとな ります。
シリーズ(直列)接続の場合 | パラレル(並列)接続の場合 |
複数のスピーカーユニットを接続する 場合は 同じインピーダンスのユニットを組み合わせてください。 |
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シリーズ(直列)接続 | パラレル(並列)接続 |
4Ωスピーカー・ユニットX2・・・8Ω | 4Ωスピーカー・ユニットX2・・・2Ω |
8Ωスピーカー・ユニットX2・・・16Ω | 8Ωスピーカー・ユニットX2・・・4Ω |
16Ωスピーカー・ユニットX2・・・32Ω | 16Ωスピーカー・ユニットX2・・・8Ω |
シリーズ/パラレル(直並列)接続 | |
4Ωスピーカー・ユニットX4・・・4Ω | |
16Ωスピーカー・ユニットX4・・・16Ω |
複数のSPボックスを接続す る場合
アンプ側2Ω出し---4Ωのスピーカー・エンクロージャーX 2
*一般的に複数のスピーカー・エンクロージャーをアンプ・ヘッドに接続する 場合パラレル(並列)接続になります。直列に接続が可能なタイプのアンプ・ヘッドやスピーカー・エンクロージャーをご使用の場合 はそちらの説明書を参照してください。 |